こんにちは、ヨウハ(Yo_u_ha22)です。
先日、仰木日向さんの作詞少女を読了しました。
とても為になる良本だったので簡単に記事に残しておこうと思います。
作詞教則ライトノベル
この本を表現するならこんな感じだと思います。
作詞少女~作詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話~とタイトルが長いのがラノベっぽいです。
イラストはは音楽界隈で人気の漫画家・イラストレーターのまつだひかりさんが担当されてます。
ページ数は400ページ強で結構ボリュームがあります。
内容は思っていたよりもかなり教則本してます!
前半は作詞のフォーマットや資料集めといったことから字数合わせや母音検索といった作詞のテクニックが主な内容になっています。
作詞の教本と聞いて想像する内容が一通り網羅されており、ラノベ形式なのもあり初心者にも非常に分かりやすかったです。
後半は作家としての心構えや在り方といった精神的な部分についての話になります。
良い歌詞とはなんなのか?何のために詞を書くのかといった創作の本質について考えさせられる内容になっており、非常に勉強になりました。
この本を読んでからは適当な詞なんて書けなくなると思います。そのくらい心をえぐるようなお話です。
特にこの本が素晴らしいのは作詞のテクニック的な部分だけではなく、作詞家としての心構えや音楽における詞の重要性といったところにまで深く言及しているとこです。
特にこの精神的な部分を掘り下げる点でライトノベル形式なのが凄く活かされています。
読み進めるうちに読者は主人公の江戸川悠に自分を重ねるようになり、後半の伊佐坂詩文の言葉が自分の向けられた言葉のように突き刺さります。
かなり踏み込んだ過激な内容も、物語の中の1キャラの思想・セリフということで可能になっています。
これは通常の教則本ではまず書けないような内容なので、他の教本を持っている方も一見の価値ありです。
作詞を始めるならまず読んでおきたい一冊
ネタバレになるので感想はこのくらいにしておきます。
私は作詞を初めてから自己流で曲を作ってきましたが、この本の内容はどれも役に立つことばかりでした。
特に精神的な部分についてはこの本が無ければ気付けないことがたくさんあったと思います。
これから作詞に挑戦しようと思っている人にはまず読むべき1冊だと思いました。
同じ著者の作曲少女も興味が出てきたのでまた読んだら感想書こうと思います。
ありがとうございました。
作詞少女〜詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話〜 [ 仰木 日向 ]
作詞少女~詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話~