こんにちは、ヨウハ(@Yo_u_ha22)です。
ブログを見返していて、音楽制作の記事を全然書いていなかったなーと思ったので、今回は初心者作曲家の私の作曲方法の話をしようと思います。
これから作曲に挑戦する方や現在作曲で悩んでいる方のヒントの1つになれば嬉しいです。
私は作曲を始めたのが2年前ぐらいになりますが、最初は全然曲が作れませんでした。作りかけのサビやワンフレーズだけが増えていき、最初の投稿曲「暁」を完成させるまでに1年ほどかかりました。
しかし、その後2曲ほど作って自分のやり方のコツを掴んでからは曲作りがスムーズにできるようになりました。
私の製作スタイルで一番大きな部分は【詞先】であること、つまり先に歌詞を書いて後からメロディを考えるというやり方です。
そしてこの詞先には初心者にとって色々とメリットがあると感じたので説明していきたいと思います。
詞先のメリット
メロディを考えやすい
まず私が一番メリットだと感じているのがこれです。
曲を先に作る曲先は歌詞がない状態でメロディを考えないといけません。
つまりピアノやギターでメロディを弾いたり、鼻歌を歌ってメロディを考えるということです。
これはいきなり何もガイドがない白紙に自由に描いて良いよと言われているのと同じで、初心者には非常に難しいと思います。
私も作曲を始めたころは「できた!」と思っても良く聴く曲のメロディそのままだったり、ギターや鍵盤で考えたメロディは息継ぎするところもない歌心のフレーズだったりとかなり苦戦しました。
しかし詞先の場合には歌詞というガイドラインがあります。
並んだ言葉にはどんなメロディも自由に当てはまる訳ではありません。
必ずなんだかしっくりくるメロディというものがあるのです。
歌詞を考えたら何度も声に出して適当に歌ってください。
この言葉はこう歌うと気持ちいいというのが少しずつ見えてくると思うのでそれを繰り返してメロディを完成させます。
ここで重要なのは最初に書いた歌詞は完成ではないということです。
メロディがある程度決まってくるとここは歌いたいけど歌詞の字数が合わない、といった場合も出てきます。
こういった場合は言葉を違う言葉に言い換えるなどして臨機応変に対応しましょう。
これも詞先の強みです。
私の場合は歌詞を書くときは文字数などは一旦気にせずに一通り書き上げます。
そして何度も歌いながら修正していきます。
最初から文字数を気にして書くよりも面白いメロディや展開が浮かぶと思っているのでこういう作り方をしています。
自分が伝えたいことを表現しやすい
当たり前といえば当たり前ですがこれも大きなメリットです。
既に曲を作れる人にはこちらが一番のメリットかもしれません。
先に歌詞を書くことでテーマがぶれにくく、一貫した表現ができます。
特に作詞作曲をする方はなにかしら伝えたいことがあって曲を作っていると思うので、自分の考えを聴く人により深く理解してもらうには最適だと思います。
作詞が苦手でも大丈夫
詞先は作詞ができないとダメだと思っていませんか?
そんなことはありません、むしろ作詞ができない人にもおすすめできます。
作詞できない人が詞先で曲を作る方法、それは歌詞提供を利用することです。
有名どころだとピアプロやツイッターで歌詞提供、作曲募集など検索すればたくさんでてきます。
作詞家からすれば自分の歌詞に曲をつけてもらえる、作曲家からすれば歌詞からインスピレーションを受けて曲を作ることができると双方にメリットがあります。
また合作をきっかけに交流関係も広がることもあり、是非試してほしいと思います。
そういう私もあまりこの方法はチャレンジしたことがないのでこれから積極的に声をかけてみたいです。
もちろん歌詞の無断使用などはマナー異反なので、歌詞を使わせて頂く際は声をかけてお互い合意の上で曲を作るようにしてくださいね!
さいごに
こんな感じで簡単ではありますが詞先のメリットを紹介しました。
ネットや本で作曲の仕方を調べても出てくるのは曲先の作り方ばかりで、自分で詞先のスタイルにたどり着くまで時間がかかりました。
もちろん曲先の方が作りやすい人も居ると思うし、作曲を続けるなら最終的に詞先でも曲先でも作れるようにならないといけません。
なので1つくらいは詞先をオススメする記事があってもいいじゃない、って感じです。
ありがとうございました。
作詞少女〜詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話〜 [ 仰木 日向 ]
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