こんにちは、ヨウハ(@Yo_u_ha22)です。
先日、ビバリウムを作ってみたのでその様子を紹介してみようと思います。
ビバリウムとは
ビバリウムというのは簡単に言うとケースの中に自然環境を再現し、その中で生き物を育てることです。
似たようなものにテラリウムやアクアテラリウム、パルダリウムなどがありますが明確な線引きは出来ていないのが現状のようなので自分が思ったように呼べばいいと思います。
ビバリウムで飼育する生き物はヤドクガエルやイモリ等の両生類が代表的ですが、生き物の生息環境を再現するのがビバリウムなのでやろうと思えば何でも飼えるんじゃないかなーって感じです。
準備するもの
飼育ケース
まずはこれが無ければ話になりませんね。
ビバリウムに使われることが多いのはガラスケースです。
私が今回使ったのはニッソー ワイルドプラネットWP340です。
チャームさんで購入しました↓
ニッソー ワイルドプラネット ケージ WP340(31.5×31.5×40.5cm) 爬虫類 飼育 ケージ ガラスケージ 関東当日便
ほぼ同じサイズのグラステラリウムと悩みましたがこっちの方が安かったのと水を張れる量が多そうだったのでこちらにしました。
こちらは扉がスライド式なので最初のレイアウトのときなどはガラスを取り外す手間がかかるので面倒だと思う人は観音開きのグラステラリウムにした方が良いかもしれません。
GEX エキゾテラ グラステラリウム 3045 爬虫類 飼育 ケージ ガラスケージ ジェックス 沖縄別途送料 関東当日便
サイズは30×30×40と高さのあるケースにしています。これは樹上性の生き物を飼育する予定だからです。
植物を植えたり色々していると思ったよりも狭くなることが多いのでケースは余裕をもった大きさを選びましょう。
照明
次は照明です。
ビバリウムでは植物も育てるため照明が必要不可欠です。
私はこちらを購入しました。
GEX エキゾテラ レプテリア LED 3040 関東当日便
赤・青・白の三色のLEDをそれぞれON・OFFできるところが気に入って購入しました。
生体に影響の少ない赤や青のライトがあると夜間も観察しやすく部屋の常夜灯がわりにもなるのでおすすめです。
トカゲやカメレオンなど紫外線を必要とする生き物を育てる場合は別に紫外線灯を用意する必要があるので注意してください。
水中ポンプ
次は水中ポンプです。
熱帯魚などの水槽に入れるフィルターですね。
今回は水場があるレイアウトにしたいと思ったので採用しました。
水場を作らない方は必要ありません。
今回使用したのはこちらです。
本体 テトラ マイクロフィルター 〜30cm水槽用水中フィルター(ポンプ式) 関東当日便
基本的にビバリウムではそこまでの水量はないのでこういった小型のポンプが使いやすいと思います。
土
次は土関係です。
・粘着質の土
なんていう名称なのか分からないのでそのまんまです。
これは水と混ぜると粘り気が出る土で、主にケースの壁に貼り付けるのに使います。
壁を土で覆うことでバックスクリーンの代わりになり、植物を植えたりツタを這わせたりすることができるようになります。
他にも石や流木の接着剤代わりに使ったり応用が効くのでビバリウム作りには欠かせないアイテムです。
有名な製品は極床 造形君ですが、似たようなのでクリエイトソイルというのがあったのでそれを使いました。
使用感は変わらないのでお好きなほうをどうぞ。

極床 きわみどこ 造形君 4L 関東当日便

スドー クリエイトソイル 4L テラリウム 関東当日便

・軽石
次は軽石です。これは陸地の底上げに使います。
水に常に浸かっている部分はこの軽石を敷いて土が直接水に接しないようにします。
底まで土を敷き詰めてしまうと空気がなくなり植物の根が腐ってしまいます。
なので軽石を敷き詰めて隙間を確保する必要があるのです。
・植栽用土
最後は植物が根を張るのに必要な植栽用土です。
これは普通の観葉植物の土を使う人や水草用のソイルを使う人など様々です。
私は今回百均のハイドロボールを使用しました。
観葉植物のハイドロカルチャーに使用されるものなので普通の土よりも根ぐされしにくいかなーと思っての使用です。
流木
次は流木です。
流木は海で拾ってきたものを4つとホームセンターで買ったものの計3つ使用しています。
流木は使用する前には煮沸して水に沈めるなどの処理をした方が良いです。
そのまま使いたい方は高いですがアクアリウム用の処理済の流木がおすすめです。
チャームさんのおまかせ流木セットがガチャみたいで楽しいのでおすすめです。
形状お任せ 自然流木 中(約20cm〜) 3本セット 関東当日便
植物・苔
次は植物です。
今回私が用意したのはプテリス、クリプタンサス、フィカス・プミラの三種と苔です。
花屋さんとかホームセンターで購入しました。
植物も多湿に強いものや弱いものがあるので自分が作るビバリウムの環境にあったものをチョイスすることが大事です。
苔はチャームさんでおまかせパックを購入しました。
苔もそれぞれに適した環境があるので同じケース内でもどこに植えるかを良く考える必要があります。
(観葉植物)苔 苔アソート 4種ミックス 品種表記なし 1パック分
(観葉植物)ミニ観葉 オアシス苗 クリプタンサス ピンク(1苗) 北海道冬期発送不可
製作
まずはクリエイトソイルをこねて・・・・・・・・
はい、完成です!
本当は写真を撮りながら作業したかったのですが、作業中は終始手が泥まみれなので諦めました。
簡単な手順だけ書いときます。
1. 水中ポンプを設置する
水中ポンプを設置する際は土を吸い込むとすぐに詰まるので三角ネットやウールマットで包んで保護するのが良いです。
また、水位を高めにする場合は陸地のかさ上げをすることもあります。
今回は百円ショップで買ったプラスチックのカゴみたいなのをかさ上げに使い、その中に水中ポンプを収めてます。
2. 軽石を敷く
次は軽石を敷きます。これは水位よりちょっと高いぐらいまでで良いです。
この上に更に植物用の土が乗るので軽石の時点で厚みがありすぎると植物用の土を敷く余裕が無くなるので気をつけないといけません。
3. 壁に土を貼り付ける
背面ガラスにクリエイトソイルを貼り付けていきます。あまり分厚く塗ると剥がれてくるので気をつけます。
壁は両サイドに土を貼るのもありです。置く場所や鑑賞の仕方によって変わります。
4. 流木を置く
流木を置いていきます。
まずは水辺と陸地の境界に2つ並べました。これは土が水中に流れ込まないようにする役割を果たします。
陸上部は仮置きを繰り返してしっくりくる置き方を考えます。
また、グラグラしていて不安定だと倒れて生体がケガをしたり、ケースの破損に繋がる恐れもあるので根元を土に埋め込んだりクリエイトソイルで固定するなどして安定させましょう。
5. 植物を植える
次に土を入れて植物を植えていきます。
植物も見栄えを考えながら入れていきましょう。
奥の方に大きい植物、手前に小さい植物と配置するとレイアウトがまとまりやすいです。
また、配線などの人工物を隠すように配置するとより見栄えが良くなります。
6. 水を入れてフィルターを起動する
次に水を入れてフィルターを起動します。
最初はかなり水がにごると思いますが次第に澄んできます。
これでビバリウムは完成なので生体を入れるだけです。
7. 生体を入れる
最後にビバリウムの住人となる生体を入れます。
ビバリウムが完成してすぐに投入せず2,3日ほど様子を見てから入れるのが良いと思います。
特に水中にはアクなどが溶け出している可能性もあるので慎重に行きましょう。
私は今回作ったビバリウムの住人はクレステッドゲッコーのカレハちゃんです。
最近乾燥して脱皮不全気味だったので湿度の高い環境で飼育しようと水辺のあるアクアリウムをつくりました。
水辺にはメダカを5匹入れています。
パイロットフィッシュとして投入しましたが元気そうなのでそのうち他の生体も追加したいと思います。
ビバリウムの様子
左奥の流木のところから水が流れてくるようにレイアウト。
こんな野生のワンシーンのような姿も見れます。
最後に
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
可愛いペットを更におしゃれにかっこよく飼うことができるビバリウムに是非挑戦してみてください!