ヤドクガエルのためのビバリウム作りに挑戦

ブログ By ヨウハ

こんにちは、ヨウハ(@Yo_u_ha22)です。

先日、ヤドクガエルを飼いたいと思いビバリウムを製作したので記事にしたいと思います。

以前記事にしたクレステッドゲッコーのビバリウムの経験を踏まえて、より見ていて癒されるビバリウムを目指しました。

前回の記事はこちら↓

熱帯雨林の水辺をイメージしたレイアウト

今回製作したビバリウムがこちらです。

レイアウトは前面が低く奥側が高い高低差のあるレイアウトです。

上段から流木を伝って下段に水が流れていき、眺めているととても癒されます。

また、ヤドクガエルの隠れ家とワラジムシなどの土壌生物の餌を兼ねて落ち葉を敷いています。

水辺を大きく取っているのは将来的にヤドクガエルを繁殖させて、オタマジャクシを背負って運んでくるところが見たいからです。

用意したもの

今回のビバリウムで使用したものです。

ほとんどcharm楽天市場店で購入しました。

飼育ケージ

まずはケージですが、今回はGEX レプテリア300Highにしました。

世話のしやすさでは前面開きのケースが良いのですが、扉が干渉の邪魔になるので今回は水槽タイプのケージにしました。

このケージは蓋付きで値段も安価なためオススメです。

照明

次に照明はコトブキ工芸LEDスリム3040です。

安かったからコレにしたんですが、以前のビバリウムで使ったGEXのテラリウムライトよりも遥かに明るいしめちゃ満足です。

てか前の時からこれ使っとけば良かったです(怒)

右側がGEXのライト、明らかに暗い(怒)

水中ポンプ

水を循環させるためのポンプは、テトラ マイクロフィルターです。

前回のビバリウムでも使用しましたが、一年たってもノーメンテで働いてくれてるので信頼できます。

滝などを作る際には配管のためのエアチューブも必要なので一緒に買っておきましょう。

次に土ですが、今回は四種類使用しています。

軽石

園芸用の軽石です。

水槽の一番下に敷いて通気を確保します。

ハイドロボール

こちらも園芸用です。

ハイドロカルチャーといって観葉植物を水耕栽培するときに使われる煉瓦のような人工土です。

軽石の上に敷き、水はけを良くして植物の根を張るスペースを作ります。

ソイル

一番上に敷く土です。

今回はたくさん余っていたデザートソイルを使用しましたが、腐葉土などを使えばより自然な環境になるのでないかと思います。

熱帯魚の底砂

水辺の部分に敷きました。

陸地部分とコントラストをつけるため明るい色を選びました。

流木・石・落ち葉

レイアウトに大きく関わる部分であり、カエルたちの行動面積を増やすことにも繋がる重要なアイテムです。

拾ってきたものは農薬や変な虫などが付いている可能性もあるため必ず熱湯消毒などを行いましょう。

今回は流木・溶岩石・落ち葉を購入しました。

植物

カエルたちの活動の場になり、ビバリウム内の環境を浄化してくれる植物は必須です。

今回はホームセンターで売ってたものを数種類買ってきました。

ネオレゲリア

ヤドクガエルたちが熱帯雨林で隠れ家や産卵場所として使っている植物です。

ヤドクガエルのビバリウムには使わない理由がないぐらいような採用率です。

筒状の葉に雨水を貯める性質があり、根腐れを起こしやすいので流木などに着生させて使います。

ジュエルオーキッド

キラキラと輝く葉脈が美しい蘭の仲間です。

こちらも多湿になるビバリウムの環境に相性が良いことから良く使われます。

現物を見たらすごく綺麗だったので導入することにしました。

多湿を好むが根本が蒸れるのを嫌うそうなので、根が水没しないよう少し高いところに植えています。

ネペンテス(ウツボカズラ)

高温多湿を好む食虫植物です。

いかにもジャングルの植物!というビジュアルが好きなのと、水槽に沸いたハエなどの虫を取ってくれるかなーという期待を込めて導入しました。

ただ、30センチ水槽には少し手狭な気がするのでそのうち入れ替えるかもしれません。

セラギネラ

地面を這うように育つシダの仲間です。

そのうち壁面に広がっていってくれることを期待しての導入です。

トネリコ?

ホームセンターでハイドロカルチャー苗が安かったので買いましたが、名札がないので正体不明です。

ビバリウムに植える植物は、ハイドロカルチャー苗といって最初から水耕栽培で育てられたものを選ぶとビバリウムに適応しやすいです。

キューバパール

熱帯魚水槽でよく緑の絨毯として使われている水草です。

水中でも陸上でもよく育つのでビバリウム全体に適当に種を撒いて勝手に育ってます。

ビバリウムでは土の表面をおおうために苔が良く使われますが、苔を育てるのが下手でよく枯らすのでこの水草で代用しています。

鉢底ネット

園芸で使われるネットです。

今回はレイアウトに段をつけるための土留めとして使用しました。

製作方法

制作中はスマホが触れず写真がないので住みませんが文章で簡単に説明します。

ポンプをセットする

水中ポンプをセットします。

ポンプが詰まったり故障して交換することを考え、土などが浅い部分に設置すると良いと思います。

滝などを作る場合は水を流したい場所にチューブを持っていく必要があるのでこのタイミングで検討しておきます。

軽石・ハイドロボールを敷く

一番下に軽石を敷き、その上にハイドロボールを敷きます。

水辺の水深を深くするなら軽石も厚く敷きます。

流木、石などを配置する

完成形をイメージしながら流木などを配置していきます。

流木などが簡単に転がったりすると生体が危険なので、土に埋めたりして安定させましょう。

植物を植える

水を好む植物は常時水に浸かるところ、蒸れを嫌う植物は少し高台になったところ、などを考えながら配置していきます。

多少スカスカなぐらいが成長する余地があるので良いと思います。

表面の土を敷く

ハイドロボールの上に土を敷いて行きます。

落ち葉を散らしたり、樹皮を置いたりするのも良いと思います。

水を注ぐ

レイアウトを崩さないよう、ゆっくりと水を注いでいきます。

希望の水位になるように調整しながら入れましょう。

完成!!

完成したらそのまま眺めて楽しむもよし、住民となる生体を入れるもよし、自分だけの熱帯雨林の完成です。

生体をいれる場合は1週間から1ヶ月ほど試運転を行い環境を慣らすのが良いと思います。

ビバリウムの住人

今回このビバリウムに入居したのがマダラヤドクガエル”コロンビアイエロー”です。

黒地に黄色いまだら模様が美しいモルフです。

ヤフオクで2匹購入しました。

上手く飼えそうならもう一匹か二匹追加して繁殖を狙いたいです。

餌は現在、ビバリウム内で繁殖しているトビムシやワラジムシを勝手に食べている他、たまに公園で取ってきたアブラムシを与えています。

マダラヤドクガエルは臆病であまり出てこないという情報が多いですが、このモルフは物怖じしないようで水槽内を元気に動き回って見応えがあります。

部屋の中に自然があるという癒し

ビバリウムの中でトビムシやワラジムシなどの微生物が繁殖し、ヤドクガエルがそれを食べる。

そしてその糞をまた微生物たちが分解する…。

部屋のなかでこんな自然の1ページのような光景が見られるなんてとっても贅沢じゃないですか?

コロナで在宅勤務になったことで家にいる時間が増えましたが、毎日ビバリウムを眺めて癒されています。

部屋の中に自分だけの大自然、如何ですか?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
サウンドハウス

カテゴリー:ブログ,爬虫類
タグ:コロンビアイエロー,ビバリウム,ヤドクガエル,

ヨウハ

DTMが趣味のサラリーマンです。 ボカロ曲を投稿したり楽曲提供したりしてます。 爬虫類飼育やレザークラフトなどもやっています。 作曲依頼やコラボなど、気軽にお問い合わせください!!